ツールドおきなわ2013 210km Vol5 感動の最終章 〜 雄叫びの58号 新たなる旅立ち編〜
集合から抜けてきたやっさんに大きく手を振った俺は、少しペースを緩めつつ、頂上手前辺りで無事合流。
二人で平坦、下りを踏みまくる。
やっさんとは練習でも集団から二人で逃げ切ったこともあるので、息はピッタリ。
そして、平坦に入ったところで、疲労困憊な感じのFitteの清水選手を吸収。
そして、雌雄を決する58号線へ。
(念を押しますが、優勝争いじゃありません笑)
後方を確認。まだ集団は来ていない。
行けるかもしれない。
間も無く奈良選手も吸収。かなり疲れてる様子。
叫ぶ。
「奈良さん、一緒に行きましょう!」
抜きざまに奈良さんがこっちを見る。
目と目が合う。「行こう」と言っているようだった。
そして4人パックになった俺達だったが、逆風の中、主に引くのは元気なやっさんと俺。
やっさんは、うぉー!とか、がぉー!とか、何度も何度も雄叫びをあげながら先頭を引いている🙀
あいかわらず熱い人だ。
俺そういうの嫌いじゃありませんから。
そして、幾多の歴史を生んだジャスコ坂へ。
去年、M入さんはここで両脚が攣って立ち往生し、後ろから来る選手に次々と罵倒されるという歴史を作ったらしい。この事がトラウマとなって自転車から離れてしまったのだろうか。おきなわとはかくも残酷だ。
ここで、俺をよく知るヤスさんからジャスコ坂アタック禁止を言い渡させれたw俺は大人しくペースで登る😅
ジャスコ坂アタックはオヤジ達の憧れであるが、来年以降に持ち越しだな😎
が、210km走ってきた脚には相変わらずキツい登りだ。
集団は、まだ来ない。
ただ、俺の脚もだんだんと踏めなくなってきてる。
このまま最期まで行けるんだろか。
いや、行くしかないんだ!今回、金欠(もっぱら風⚪️系)で泣く泣く断念した盟友おくもさんの顔が思い浮かび、踏み直す俺。諦めちゃだめだ。
だが、平坦が長い。長過ぎる。
この平坦が永遠に続くような気さえした。
やっさんと死ぬ気で踏む。
集団はまだ見えない。
そして、ゴールが見えてきた瞬間、やっと、(集団からの逃げ切り笑)確信することができた。
これで本当に最期だ。
ありがとう、やっさん。楽しかった。
笑顔でがっちりと握手!
「最後、スプリントしますかー?😄」
と二人で笑って、スプリントを始める。
気分はイケメンスプリンター、ゴローちゃん😎
が、ここで思いもよらぬ出来事ががが!
後ろから、途中吸収した二人が我先にと両脇からアタックして行く。
……こら!w
で、そのままゴール…😅
優勝争いじゃないし、まあ楽しかったからいいや😀
そして、今回主催者としてレースよりも心配したw首都圏強豪3(4)チーム合同の打ち上げも、無事におわった。(と、勝手に解釈w
210km優勝者も含めた打ち上げは大盛り上がり🍻 (ミポちゃん本当におめでとう!)
(シクロワイヤード様より引用)
そして俺のツールドおきなわがこれで全て終わった。
目標の優勝はできなかった。
非常に悔しい結果である事は確かだ。
でも、全てが楽しかった。
参加して良かった。
一緒に旅を共にした今田兄貴、最後一緒に戦ったやっさん、他、お会いした全てのみなさん、ありがとうございました。
来年は、決めます💪
ありがとう、おきなわ。
自転車選手である俺は感傷に浸る間も無く、ホテルを後にし、空港に向けて出発。
空港に向かう道中、海を眺めながら、今回負けた理由や今冬の事、来季の事について、いろいろと思いを馳せる。(また、道、間違えちゃった^^;)
そして、空港で買った500円のサーターアンダギーを片手に、次のレースに向けて旅立つのであった。
(あ、行きの飛行機でデブの貧乏ゆすりに悩まされた今田兄貴でしたが、帰りの飛行機の隣は普通の人だったみたい😅)
追記:
(と、安心したのもつかの間、今度は後ろのガキがこれでもか、これでもかとイスを蹴ってきて、マジで罠かと思ったらしい😂)
続く。